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2021年 1月 の投稿一覧

夏の夜は/雲の 清原深養父

1 通釈

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに着き宿るらむ

→夏の夜はまだ宵のうちと思っているうちに明けてしまったけれど、雲のいったいどのあたりに月は宿っているのでしょう。

2 清少納言のひいおじいさん

作者の清原深養父(きよはらのふかやぶ)は生没年がはっきりわかっていません。900年頃に活躍した歌人とされています。そして清少納言(せいしょうなごん)のひいおじいさんにあたります。

このうたに出てくる「月」は今どこにあるのでしょう?

おそらく、ですが、深養父は月の姿を愛でているうちに楽しい時間はあっという間、月が沈んでしまう明け方になってしまった、ということなのでしょう。

一緒にいたのはやはり女性なのでしょう。

会話が弾んで、お酒がすすんで、あれ?月はどこへ行ってしまった?

恋のうたには分類されていませんが、そんなにおいが感じられます。

3 二字決まり 夏の/雲

「な」から始まるうたで、「夏」はこのうただけです。よって二字決まりのうたになります。

4 覚え方

くもの なつのよ

雲の夏の夜

夏の夜は雲の月

人はいさ/香ににほひける 紀貫之

1 通釈

人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける

→(人の心は変わりやすいものです。)ここに住んでいるかたの心はどうだろう。それはわからないが、梅の花は昔から変わらない香りで咲き誇っていることだなあ

2 官位には恵まれなかった優れた歌人

作者の紀貫之(きのつらゆき)は868年頃生まれたとされています。というのも、さだかではありません。(身分が低かったという理由で、記録があいまいなのです。)

漢学と和歌に優れた人で、905年に御書所預(ごしょどころあずかり)現在の宮内庁書陵部にあたる役職につきました。

その後、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)壬生忠岑(みぶのただみね)紀友則(きのとものり)と共に古今集(初めての勅撰和歌集)の編集に活躍しました。

古今集に添えられた序文『仮名序』は、かなで書かれた初めての和歌を論じたもので、後世になって高く評価されています。

930年に土佐守(とさのかみ)となり、私撰集の『新撰和歌集』を選びました。

934年に土佐守の任を終えて帰京の際に書かれたものが、『土佐日記』です。

三十六歌仙の一人です。

この歌は、小野小町の歌の「いろ見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける」をふまえて詠まれたものという見方があります。

小野小町は女ごころのうつろいをつぶやいていますが、紀貫之はそれをうまく踏まえた上で、大人の男女のふわっとした恋愛を詠んでいます。

ずいぶん時間は経ってしまったが、あの人は私のことを思っていてくれるだろうか。あの時と同じ梅の花が同じ香りで咲き誇っているのが、そんな昔の恋愛を思い出させるのだなあ。

3 三字決まり ひとは/花ぞ

「ひ」から始まるうたで、「人」がつくうたは他に、99番の「人も~」があります。それでこのうたは三字決まりになります。

4 覚え方

ひとはかにに

人はカニに?

人は (梅の) 香に