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月見れば/わが身 大江千里

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1 通釈

月見ればちぢに物こそ悲しけれ わが身一つの秋にはあらねど

→月を見るといつも、さまざまに物のすべてが悲しくなることだ。秋はわたし一人のところにやってくるわけではないのに。

2 翻訳が歌のはじまり

作者の大江千里(おおえのちさと)は生没年がはっきりわかっていません。

父が在原業平(ありわらのなりひら)、在原行平(ありわらのゆきひら)の甥(おい)にあたります。

漢学者として中国の文学者である白居易(はくきょい)の書いた「白氏文集」を翻訳して、宇多天皇にお仕えしました。

その中で使われたとされるのがこの一文です。

満窓名月満簾霜(満窓の名月満簾の霜)

被冷灯残払臥床(ひややかにして灯残して臥床を払う)

燕子楼中霜月夜(燕子楼中霜月の夜)

秋来只為一人長(秋来たって只一人の為に長し)

→窓のあたりに満ちた名月の光に、御簾に咲く霜の花がきらめいて

 夜具は寒々として灯火も燃え尽きて、月の光は独り寝の床を払うように差し込みます。

 霜の降りるこの夜に燕子楼に独りわびしく起きていると、

 秋が訪れてからというものは、眠れない夜はまるで私一人をさいなむかのようです。

平安時代は中国がお手本になっていましたので、こういった素晴らしい文章を翻訳してわかりやすくするという仕事が重宝されていました。

大江千里もたくさん翻訳をして天皇のお役にたっていたのですね。

3 二字決まり つき/わがみ

「つ」から始まるうたで、「月」はこのうただけです。覚えてしまいましょう!

4 覚え方

わがみひとつのつき

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