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君がため/我が 光孝天皇

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1 通釈

君がため春の野に出でて若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ

→あなたのために春の野に出て若菜を摘むわたしの袖には 雪が降り続いていることだよ

2 関白制度が作られた

作者の光孝天皇は830年生まれで887年、57歳で亡くなりました。在位はおよそ3年あまりでした。

彼が即位するときに実際の政権をにぎったのは藤原基経(ふじわらのもとつね)でした。基経は光孝天皇が出した政令を発令する、関白という制度の初代というべき人物です。

天皇が幼い、または病弱のため代わりに政治をつかさどるのが摂政にたいして、成人した天皇を補佐するのが関白です。

天皇以外の最高の位が関白で、その歴史は豊臣秀次にまで続きます。

光孝天皇は心穏やかに和歌を詠んでいるようなかただったため、政治にはまるで興味が向かないタイプだったようです。

そのため、藤原一族が政治に対してとても影響を与えるようになってくるのです。

うたにある若菜摘みは宮中の正月の儀式で、最初の子の日に若菜を食べると、災いや、病気からまぬかれるとされていました。

その名残が、七草がゆを食べるということなのです。

古来より人に物をプレゼントするときには、必ずうたを添えること、それが礼儀であったのです。ということで光孝天皇も、大事な人にあげる若菜にうたをそえたのです。

現代でもプレゼントにメッセージをそえるのは普通にやっていることですよね。

どんなかたに贈ったうただったのでしょうね。もらったかたはどんな気持ちになったのでしょう。大事に取っておいて、何度も読み返してはドキドキしていたのではないでしょうか。年の初めからこんなうたをいただいたら、一年良い年になる!と思ったかもしれませんね。

私の住む地域では正月は雪におおわれるので、とても若菜を摘むことはできませんが、新春の行事のことを想像しておかゆを食べてみようかと思います。

3 六字決まり 君がため/わが衣

おなじ「君がため」からはじまるうたがあるため、六字決まりとなっています。

君がため~は

と詠まれたら、この光孝天皇のうたです。

若菜のあわい緑色のイメージで。

4 覚え方

ゆきは きみがため

「わかころもて」はまちがいやすい取り札です。

天智天皇のうたは「つゆ」このうたは「ゆき」

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