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奥山に/声聞く 猿丸太夫

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1 通釈

奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき

→人里はなれた深い山に、あたり一面散り敷いたもみじを踏み分けて鳴く鹿の声を聞く時 その時こそ秋は悲しい季節だと感じられます

2 まさに謎の歌人

作者の猿丸太夫(さるまるだゆう)は生没年不詳で、そのうえ存在していたかも不明という謎の人物です。男性であることくらいが知られている情報です。

そんな彼は三十六歌仙のひとりとして数えられています。

この歌のもみぢは、赤いかえでのもみじではなく、中秋のころの黄色い萩(はぎ)の葉っぱであるとされています。

萩は古来から日本人のこころに根付く植物で、万葉集では一番多く詠まれています。

必ずと言っていいほど、雄鹿とのペアになっています。

雄鹿は、生後1、2年で群れから独立して雄だけの群れで行動するようになります。秋になると、雌鹿を求めて雄鹿どうしで争い、強い鹿だけが繁殖活動できるのです。その時に雌鹿を呼ぶ声が、人の注意をひくような声なのです。

そういった情景から、猿丸太夫は秋のもの悲しさと、人恋しさを歌にたくしたのでしょう。

黄色い林の中を、一頭の雄鹿が雌鹿をさがして鳴いている。まるで自分のように。

3 2字決まり おく/こえ

「お」で始まるうたで「おく」はこのうただけです。

4 覚え方

こえは おくやま

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